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ドクター・アダー

ドクター・アダー (ハヤカワ文庫SF)

サイバーパンクの古典的作品ってことで、前々から気になってた本を読了。

とにかく面白かった
極上のエンターテインメントでした★

こういう小説って、ノリのよさとかイメージのセンス・雰囲気とかを楽しむ感覚的なものだろうから、特に印象深い言葉とか、後に残るメッセージとかは何もなかったけども・・・w

とにかく後半からは読むのが止まらなくなるほど面白かったし、K・W・ジーターって人は抗えない中毒性の文章を描く人なんだなぁということがよく分かりました^^
フィリップ・K・ディックが興奮して序文を書くのも無理ないかもw

あと、この本が出版された年って、ウィリアム・ギブスンのアノ「ニューロマンサー」が出版されてサイバーパンクが生まれた年でもあるみたい。

その年にこの本が出版されたとなると、これは余程ショッキングな事件だろうってことは目に見えるようだけど・・・こういう血みどろで糞尿まみれなサイバーパンクって、今読んでも十分刺激的かも(おかげで出版を拒まれ10年も日の目を見なかったらしい)

私の歳と同じ年月を経た文章だとはあまり思えないし。
「早すぎたサイバーパンク」って異名もあるらしい。

巨大な肉の塊と化した奇妙な生物だとか、卑猥で混沌としたノイズチックな街だとか、ネット世界に精神を接続して網の目の中に入り込んだり・・・こういうのって今でこそメジャーなイメージなんだろうけど、出版された当時はかなり斬新だったのだろうなぁと思う。

主人公が捕まる、街のお父さんたちの組織、SPSこと<放蕩息子保護協会>なんていうネーミングも楽しすぎるしww歪んだ笑いのセンスあるよなぁ。
そして何よりも「肢体を切断した娼婦達が溢れ返る肉欲の暗黒街と、そこに君臨する悪徳外科医」なんていうイメージは、ありそうでないよなぁ、なんて。

今度は「ダーク・シーカー」を読んでみたいな。



■ストーリー■
舞台は、世界を滅ぼした大戦後のロサンジェルス。
異常性欲者のために肢体切断売春婦をつくりだしてスラムに一大勢力をきずいたカルト・スターであるドクター・アダーと、ロサンジェルスとその郊外住宅地であるオレンジ郡の通信ネットワークを支配する不気味な宗教団体<倫理軍団モラル・フォースィズ>、およびその宗主ジョン・モックスの対決に、前大戦の黒幕を父にもつ青年がまきこまれていく。

■K・W・ジーター■
200px-JeterWorldFantasy89.jpg
・SF、ホラー作家。
・「スチームパンク3人組」のひとり。(あと2人は、ジェイムズ・P・ブレイロックティム・パワーズ
・卑猥語偏執狂w
フィリップ・K・ディックと親交があった。
スタートレックシリーズやブレードランナー2・3・4も書いてます。(てか、ブレランの続編書いちゃったの、この人だったんだ∑(゚д゚) )

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CATEGORY:

THEME:海外小説・翻訳本 | GENRE:小説・文学

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